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ベースレッスン 機材レポートなど

初見演奏 10のヒント

スタジオラグに投稿した下記記事を再投稿したものです。www.studiorag.com

 

初めて渡された譜面をその場で読みながら演奏することを「初見演奏」と呼びます。

フレーズが五線譜に書かれているものやコードネームのみのもの。
はたまたリードシートやCメロ譜と呼ばれる、メロディーとコードネーム
書かれたのものまで、シチュエーションによって様々な譜面が利用されます。

今回はそんな譜面を読みながら演奏する時に知っておくと役立つポイントをまとめてみました。

 

 

1.曲名を確認する


言うまでもないですが、違う曲の譜面を見ていては弾けません。
渡し間違いや並べ間違いが起こってしまうこともなかにはあります。
メンバーの譜面を見て確認しておくと安心ですね。

2.アレンジャー名を確認する


ビッグバンドなどでは、同じ曲で異なるアレンジが施された物をいくつか保管していることもあります。
この場合も違う譜面を読むことになってしまいます。

アレンジャーの名称やタイトルのフォントなどで区別をつける事が出来るので、曲名と併せてチェックしておきましょう。

3.Keyを確認する


音符が書き込まれている場合はもちろん、そうではない場合も調号が記譜されている場合は事前に確認してKeyを把握して下さい。
曲の途中で転調する場合もあります。
コードのみ記入されている場合でも事前にKeyを把握しておくと負担が軽くなる場合もあるかと思います。

4.曲の構成、反復記号を確認する


リピートマークやダルセーニョ、コーダといった反復記号の位置を把握しておくと
見失う危険性が一気に減るかと思います。

譜面に書き込んでも良い場合は赤色などで印を書き加えておくと、とっさの時にも見つけやすくなります。

5.音域を確認する


場合によっては突然高い音域が書かれていたり、通常の楽器では出ない音域が書き込まれている場合もあります。
その場合は読みかえて対処することになるのですが。。。

6.キメのリズムパターンを確認する


曲中にキメがある場合、基本的には合わせなくてはいけないので馴染みのないリズムパターンの場合
ドラマーなどに確認できると安心ですね。

7.小節数を確認する


基本的に一段4小節で書かれていることが多いですが、5小節や7小節で書かれているものもあります。
部分的に変わっている場合もあり、読み間違える原因にもなるため注意できると良いかと思います。

8.イントロ・エンディングを確認する


セッションなどの場でリードシートを使って演奏する際、
譜面にはイントロやエンディングは書かれていないことが大半なので、その場で作り出していく必要があります。

経験豊富な方は即座に対応できることもありますが、
不慣れな場合は事前に打ち合わせておける時間を作れると安心して望めるかと思います。

9.譜面の枚数、順番を確認する


複数枚にわたる譜面の場合、きちんと順番に並んでいるかチェックしておきたいですね。
ページ数や、レッテルの順番、反復記号や複縦線の位置などで確認できます。

10.数小節先を見る、読む


今演奏している部分のみを見ながら弾くと、とっさの対応が取りにくくなってきます。
常に2,3小節先を視界に入れながら演奏できるようになると、反復記号や転調などスムーズに処理できるでしょう。


最後に

実際の場面では、譜面を受け取ってからここにあげた全てのポイントをチェックする時間を取れることが難しい場面も多いかと思います。
ですが、【いきなり音符を追いかける】より前に、重要なポイントを2,3点チェックするクセを身につけてしまえば未然に防げるトラブルも多くあるでしょう。
状況により様々なケースが考えられ、ここに挙げたものに当てはまらない場合もあるかとは思いますが、何かの参考になれば幸いです。

 

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