Make It Funky!!! bass method

ベースレッスン 機材レポートなど

メトロノームの使い方 ~クリック音の移動~

 前回は1拍のみクリック音をならすというトレーニングでした。
 
今回はそこからもう少し発展したものに挑戦してみましょう。
 
Exercise #5
 
まずは前回と同じように、
 
1.BPM240=8分音符として感じる
 
 
2.BPM120=4分音符として感じる
 
 
3.BPM60=2分音符として感じる
 
 
4.BPM30=全音符として感じる
 
 
の順にクリック音を抜いていきます。
自分が演奏しているフレーズはBPM120のまま、メトロノームのクリック音を減らしていくことで
タイムキープできているか・パルスを感じ取れているかをチェックしましょう。
 
 
注)今回紹介するトレーニング方法は、この前回のエクササイズに慣れてきてからで構いません。
 
 
 
それでは本題に入りましょう。
 
 
メトロノームは最後のBPM30のままです。
そして、いったん楽器は置いて下さい。
 
 
1.メトロノームのクリック音を一拍目として感じます。
 
2.4分音符で手を叩いて下さい。(以下、クラップ)
  冒頭で書いた、前回のエクササイズが出来ていれば難なくこなせると思います。
 
3.いままでは4分の4拍子でしたが、今度は4分の5拍子の一拍目として捉えて下さい。
 
 
4. 2と同じ要領で手を叩いて下さい。
 
5.手のクラップ音とクリックの関係はそのままに、今度は4分の4拍子に捉えなおします。
 
このように、クリック音の位置が1小節ごとに移動していきます。
 
1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 ~
太字がクリックの位置。
 
 
大分トリッキーな状態ですが、これでも乱れずに引き続けていられれば
タイムキープの精度はかなり上がっていることと思います。
 
 
 
 
メトロノームはただ単に一定の間隔でクリック音を鳴らしているだけのものなので、
使い方次第ではこのように自分のタイム感をチェックするものさしとして使用することが出来ます。
 
メトロノーム合わせて練習するのではなく、
メトロノーム使った練習をオススメします。
 
 

 

 メトロノームとしては極めてシンプルな機能のみに限られますが、

今回の様な高度なトレーニングにも十分使うことは可能です。

どちらかというと、温湿度計が内蔵されているのでケースの中に入れて

楽器の管理にも役立つのが良いですね。

お値段も発売当初からはだいぶん手頃になってきました。日頃ハードケースで持ち運ぶことの多くて、メトロノームをお持ちでない方が試しに買うにはちょうどいいかも。

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リズムトレーニングのススメ #5メトロノームから自立しましょう

 

これまでは、
【オモテかウラ】どちらかで取っていましたね。
今回はこれまでとは違うアプローチでメトロノームを活用しようと思います。
 
 

 Exercise #4

 
順を追って説明します。
 
今回もお好きなフレーズで構わないのですが、一応フレーズを用意しておきます。
 
 
 

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まず最初にメトロノームBPM240に設定して下さい。
 
 。。。はやっ
 
 
 
 
 とは思わず、
メトロノームのクリック音を8分音符として聞いてください。
 
つまり、BPM 120です。
 
これを普通に4分音符と捉えると高速フレーズの練習みたいになってしまいますが、そんなことにはなりません。
 
2 4でクリックを取る時の方法論と同じですね。
 
自分の弾いているフレーズとクリック音とで、どこがシンクロするのかを事前に整理してから取り組むとより良いです。
 
しばらく練習して慣れてきたら、120に設定して今まで通り4分音符として聞いて同じフレーズを練習します。
 
その次は、さらに半分の60に設定します。
以前取り組んだ2 4クリックの状態でも構いませんが、今回は1拍目 3拍目としてクリック音を聞いてください。 
 
バスドラムをイメージすると分かりやすいかと思います。
 
慣れてきたら、さらに半分の30に設定しましょう。
 
こうすると、1拍目のみにクリック音が鳴っている事になりますね。
 
毎小節、1拍目にメトロノームが鳴っていれば少なくとも1小節の間は大きく乱れてはいないということになりますね。
 
 
1拍目以外にも2、3、4拍目や、そのウラ。
等、様々な場所にも挑戦すると面白いかと思います。
 

 

黒人リズム感の秘密

黒人リズム感の秘密

 

 世界的な活躍をされている日本人ダンサーの著書なのですが、

タイトルにあるようにリズム感というものに対する考察が非常に深く、

またダンスという目線からの切り口でもあるので興味深い内容になっています。

ベーシストやドラマーではなくともこの本から得るものは多いのではないでしょうか?

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リズムトレーニングのススメ[ウラクリック 実践編]

前回は8分ウラにクリックを持っていくというものでした。
紹介されることの多い練習方法なので、知ってるよと言う方もいらっしゃったことかと思います。
 
課題フレーズ以外にも、今練習している曲や好きなフレーズなどでも取り入れていただけると
より安定感のあるリズムを出せるようになるので是非続けて下さい!
 
今回はメトロノームをウラで取る練習法の
具体例として私が日頃行っている練習方法をご紹介しようと思います。
 
 
1.クリックは8分ウラで取る
 
2.フレーズは下記のメジャースケールをKey Eから半音ずつ上昇してE♭まで(12Key)
or
Key Cから4度進行でGまで(同じく12Key全て)
 
3.BPMは60からスタートし、12Key弾き終わったらBPMを10上げてもう一度。
  これをBPM200前後に到達するまで続ける。
 
 
というものを、ウォーミングアップも兼ねて行います。
的確なフォームを身に付けるのと、リズム感を鍛える練習をひとまとめにしたような内容です。
まじめにやると1時間はかかってしまうので、
時間が余り無い時は途中で切り上げることもありますが。。
 
最初のうちはなかなか思うように進まないこともあるかとは思います。
日によって調子の良い悪いも出てくるものなので、すぐに結果を求めずに気長に取り組んでいくと良いでしょう。
 
自然に出来るようになってくると、演奏中の周りの音に対する反応・感度が変わってきます。
【ハシる・モタる】【前・後ろノリ】などの感覚的な部分も掴みやすくなってくるでしょう。
 
 
まぁ、いかんせん地味な練習なので、
ベースを手に取ったらチューニングついでに10分だけやる
等、決めてしまったほうがはかどるとは思います
 
BPM160程でも余裕を持って演奏できるようになってきたら、
練習のポイントを速さを上げるのではなく、正確さに焦点を移して取り組むようにすると
より効果的かと思います。
 

次回はこれまでとは違うアプローチのメトロノームを使った練習法を書こうと思います。
 

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リズムトレーニングのススメ4 ウラクリック

さて、前回は2,4にクリックをならすというものでしたね。
 
 
今回は一般にウラクリックと呼ばれているトレーニング方法です。
 
 前回までと同じフレーズや、日頃弾くことの多いフレーズでも挑戦して下さい。
 
 

Exercise #3

 
今回は一度BPM100で最初の時と同じように4分音符で取って弾いて下さい。
 
 
次にクリックの位置を拍のオモテからウラへ変えます。
注)ウラで鳴るようにメトロノームの設定を変えるのではなく、
ウラで鳴っているように聞くようにして下さい。
 
 
なかなか思うようにいかないときは、
 
1.8分で右手~左手の順にタップする
 
2.左手を強くタップする
 
3.右手のタップを空振りする
 
4.左手(ウラの位置にあった左手の音)とクリック音だけになる
 
5.左手のタップ音をオモテと意識する
 
6.クリック音がウラに聞こえる
 
 
この手順を試してみてください。
 
その感覚をキープしたまま、フレーズを練習します。
 
このトレーニングでは、
つい疎かになってしまいがちなウラに対する感覚をみがく事。
そうすることでオモテ拍の位置を正確に掴み、より安定したリズムで演奏できるようになること。
 
この2点が主な目的です。
 
 
メトロノームをウラで取ろうとすると、オモテ拍は自分で意識しないとメトロノームがウラの位置に居続けてくれません。
 
別の言い方をすると、しっかりと自分で拍を感じ取れているかどうかを非常にシビアに判断してくる鬼教官のような存在としてメトロノームを活用するのです。
 
 と言うと、凄くたいそうなことに聞こえるかもしれませんが。。。
 
 
 
 
あくまで、音ゲーを遊ぶような感覚で楽しみながら取り組んでいただければと思います。
 
 
 
 

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